当院の取り組み

子猫ちゃんのオリエンテーション

当院では『子猫ちゃんのオリエンテーション』を行っております。診察時間ではお話しきれない、疑問やお悩みなどについてご相談を賜っております。
ねこちゃんには理解しておくべき猫特有の行動様式があります。それらはとてもかわいく魅力的なのですが、時にご家族の皆様にとって、困った行動になります。これから始まる子猫ちゃんとの暮らしがより楽しく穏やかになりますように。
オリエンテーションは個人的なご相談形式ですので、お気軽にお話しご相談いただければと思います。子猫ちゃんと暮らし始めたばかりの方、子猫ちゃんのことでお悩みの方はどうぞお気軽にご相談ください。

大切な3つのことを中心にお話しとご相談をさせていただいています。

① ねこちゃんのニーズを知る・満たす(ねこちゃん特有の行動様式)

例えば、爪を研ぐという行動はねこちゃんにとって正常行動です。でも、時と場所によっては困った行動になります。習性に根差した行動を強制的に止めることは難しいですし、してはいけません。爪とぎをはじめ、ねこちゃん特有の行動様式をご理解いただきます。そして、ねこちゃんのニーズを知り、満たし、変えることができればお互い幸せで。

② 子猫ちゃんの遊びスイッチONとOFF(人を咬まない、ひっかかない)

子猫にとって追いかけて、捕まえて、咬んで、という行動は正常な遊び行動であり、捕食動物である猫として発育の過程で必要不可欠な行動です。子猫ちゃんは抱っこする、撫でるなどの刺激で「遊びスイッチON」になると人の手足を過度に追いかけたり、咬んだり、ひっかいたりの遊びが始まることがあります。スイッチONのままさらに子猫ちゃんを触り続けると「咬む、ひっかくの練習」をしてしまっている可能性があります。人を咬まない、ひっかかない、のためには遊びスイッチONとOFFのご理解が大切です。

③ 体のあちこちを触る・お手入れする(おうちでお爪切り)

ブラッシングやお爪切りなど日常のケアは、お手入れとして、さらには健康管理とふれあいコミュニケーションとして、とても大切です。急に始めても、多くのねこちゃんが嫌がって受け入れてくれません。子猫ちゃんの時だからこそ、全身を優しく触れて撫でるハンドグルーミングから始めていただき、ブラッシングやお爪切りができますように。お話させていただきます。

ページの先頭へ